日本海洋人間学会 第7回学会大会に向けて
日本海洋人間学会
会長 神田一郎
2012年4月に創立された日本海洋人間学会は,今年で7周年を迎えました。
日本学術会議協力学術団体に指定されて3年が過ぎ、学会員の教育・研究活動を通じた発表などの成果物には期待が寄せられてきています。また、会員数も僅かずつ増えて来ており、地道ながらも着実に海と人に関する思いを一つにする方々の集う場としての役割を担ってきていると感じられるようになってきました。
さて、今年の学会大会は、9月22日(土)、23日(日)に開催予定です。会場は東京海洋大学品川キャンパス内 白鷹館を予定しています。
今回の基調講演は、プロ・フリーダイバーの篠宮龍三氏にお願いし、「フリーダイビングと禅の交錯点」と題した内容でお話しいただくことになりました。
第7回目の学会大会を飾るに相応しい内容になると今から期待しています。
篠宮氏は、世界で水深110メートル以上を素潜りで体験できた数少ない7人の一人ですが、現在水深115メートルのアジア新記録を樹立されています。世界第4位の記録保持者として、当時の世界記録であった124メートル(2010年)への挑戦と共に、ダイビングを通して得た「海はひとつ」の思いを、様々な活動を通して伝えていきたいと語っておられます。今回は、練習でヨガ、瞑想、呼吸法に取り組まれるようになって得た世界感についてもお話しいただけるものと思います。
また、シンポジウムとして2題の
・シンポジウムⅠ「船員の安全と健康(仮題)」
・シンポジウムⅡ「日本における競泳の歴史と実践(仮題)」
をテーマとして企画しています。
これらの基調講演やシンポジウムは、昨年から、学会員以外の一般の方々へも広く開放して、多くの方々に無料で聴講していただくことにしました。多くの方々のご参加をお待ちしています。
他に、その他の発表では、海と人に関する研究成果や活動報告など多岐にわたる興味深い発表が寄せられています。
今年も「海と人を愛する」方々が集い、再会、新たな出会いを通じて、豊かな海の自然と人について語る機会にしたいと思います。
皆様のお越しを心からお待ちしています!